フレンチレストランでの悲しい出来事

この前偶然入ったお店が、軽いフレンチのコースを出す店だった。
そこで初めて山羊のチーズを食べたのだが、今までの人生で食べたことのないような衝撃的な味だった。
私は今まで、刺激物は辛いものばかりだと思っていたのだけれども、こういう発酵食品にも刺すような刺激のあるものがあることを初めて知った。

舌においただけでぴりぴりして、苦い。
そして、しょっぱい。
皆こういう刺激を得るのだろうか、山羊のチーズ。

もう少し時間をかけて、ゆっくりお互いを知っていきたい、そんなようなチーズである。
あわててはいかん。

それから、メインは白身魚のポワレ。
アンチョビガーリックソースで味をつけられた、さっぱりしておいしいポワレだった。
多分スズキであろう。

それから、ガトーショコラと、パンと、コーヒー。
ランチには丁度いいボリュームであった。

と、このパンには悲しいお話がある。
私は、コース料理で出されるパンがとても好きなので、今回も楽しみに食べようとしていた。

だが、一緒に行った友人の子供が、とてもパンを好いていた。
それで、他に子供の食べられるものがなかったのでパンをあげていたのだが、その子がグルメなんだか知らないが、パンの柔らかい白いところしか食べない。
それも、ほじってごくごく中心の一部しか食べない。

そして、ひとつ食べ終わるとまた次の中心を狙いにかかるのだ。
私も仮にも大人なので、そのバゲットの白いところは私のだ!なんて大人気なく言えない。
そうしてあれよあれよと全員分のパンの中心がやられた。

残されたのは、真ん中が空洞になった無残なバゲットの皮たち。
私たち大人は、その悲しい皮をちぎりながら、ポワレのソースにつけて食べたのだった。

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